クサギ

近くの山辺の道を歩いていると
クサギの花があちこちで咲いていてすごく目立っていた
「クサギの花の時期だよ」と強くいっているように見える

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といっても近づいてよく見ると花は咲きそろってはいない
いろいろな時期の花が混ざっている
これでも遠くから見ると見事に花が咲いている光景に見える
クサギは臭木と書く、葉をはじめ全体から臭気を出している
それだけに好まれることが少ないが
クサギは昔から非常に有用なものだったのである
若い葉はゆでると臭気がなくなり食用とされてきた
果実は染料として使われてきた
葉や茎はリュウマチや高血圧治療の薬として
根の皮は利尿の薬として利用された
非常に有用な木なのである

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クサギの花は特徴的だ
花弁とガクは5裂しているのだがすごく離れている
花弁やガクは5裂しているが雄しべは4本である

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クサギは落葉樹である
冬の終わりごろに葉芽が展開してきて
徐々に若い茎がのび葉が茂っていく
この様子を見たらクサギの花の時期が近いな。と思う

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クサギはガクが全体を包んでいる
この時期のガクの色は淡黄緑色だ

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やがて萼からしべを包んで球形の花弁がのびだしてくる①
最初に雌しべが出てくるのだが、雌しべはすぐに下に倒れる
入れ替わるように4本の雄しべがのびる②
雄しべの活動が終わった後、下に倒れていた雌しべが起き上がり
雌しべの活動期になる③
雄しべが雌しべより先に活動する雄しべ先熟の花なのだ

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クサギの花の展開が進んでいくに従い
ガクが赤色を帯び、濃くなっていく
赤い萼と白い花弁のコントラストの美しさを感じる時期だ

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やがて花が役割を終えた後は
ガクに包まれている子房が大きくなって実になっていく
やがてガクの先が5裂し、青紫色の実が顔を出してくる

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実が美しく青紫色に熟したころ
平開したガクは真っ赤になり
実とガクの美しい光景をつくりだす
この色のコントラストは鳥を惹きつける色なのだ
鳥に実を運んでもらえるように努力しているクサギなのだ

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