タイサンボクの花の観察

近くの公園や街路でタイサンボクの花が咲いている
大きなタイサンボクの花のようすを見てみようと
こだわって観てみた
といっても高い木で上向きに花が咲いているので
花の中の様子が見られるものが少ない

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タイサンボクは9枚の白い花被片に包まれて
上部に雌しべ群、下方に雄しべ群で花序をつくっている
開花と同時に雌しべが活動を始める

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やがて雌しべの活動が盛りを過ぎかけるころ
雄しべにすき間ができ始めるなどへんっかが見え始めてくる

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タイサンボクの雌しべが終わったころ雄しべは活動期を迎える

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タイサンボクの雄しべは活動を終えるとともに落ちていく

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タイサンボクの雄しべは落ちてしまうが
役割を終えた雌しべは実をつくっていく

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タイサンボクの白い花被片はしべのところに虫を呼ぶために
目立つてきたが、その役割を終え、枯れて落ちていく

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タイサンボクは開花1日目が雌しべ期、2、3日目が雄しべ期
といわれているが、その日ごとの明確な違いをわたしは特定できていない
タイサンボクはこれから秋に実を実らせるために努力をしていく

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クマノミズキの花がいま

今日、神戸森林植物園へ行った
平日だからと思っていったのだが、植物園メインのひとつの
アジサイの花の季節と会って通常の駐車場は満杯
すごい人だった。
だけど、日本一広い植物園、アジサイの花以外のところは人はまばら
園内を歩いていると、自然に生えているクマノミズキの花が
いたるところで目立っていた

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クマノミズキはパイオニア植物のひとつである、
枝を横に伸ばし、谷を埋めるように花が咲いている

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クマノミズキの花はややクリーム色づいている
4枚の花弁の基の場所には蜜をため、虫を呼び寄せている
白色に近い花弁も虫を呼ぶ役割を果たしている

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クマノミズキの花が終われば実が膨れていく
秋が始まるころ実は黒紫色に熟していく
そのころ花(実)枝は赤色になる
赤色は鳥に目立つ色、だ。赤色になった実の柄は
鳥に実が熟してきたことを知らせているのだ

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六甲の山の上ではクマノミズキとともに、仲間のミズキを見る
ミズキはクマノミズキよりも開花が、ほぼひと月はやい

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クマノミズキの葉は対生しているが
ミズキの葉は互生(枝先に林正常)につく

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とっくに花が終わったミズキを追うように
クマノミズキの花がいま、咲き乱れている

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ネジバナは身近な蘭

今日、近くを歩いていたら
ネジバナがたくさん咲いていた

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あちこちでネジバナが群生していた

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ネジバナは身近に見るものだが
蘭のなかまだ
花をよく見たら、間違いなく蘭だ

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ネジバナは花がの並びがねじれているから名がついているが
どれ一つとして、同じように花が並んでいるのを見ない

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ネジバナの花の並びを見れば
右巻きのものや左巻きのものがある

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ときには花が一直線に並んでいるネジバナもある

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また、白い花の捩花を見ることがある

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ネジバナは多様な姿を見せてくれる
身近な蘭のなかまだ

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ドクダミの花を見ながら

ドクダミの花が終わりの時期を迎えている
白い大きな花弁のようなものは総苞だ
花序にたくさんの花がついている

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ドクダミの花には花弁やガクはない
雄しべ3本と先が3裂する雌しべ(4裂しているものも見る)で
一つの花ができている

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ドクダミの花は花序を下から上へと咲き上がっていく
その様子を白い大きな総苞が見守っているように見える

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ドクダミの白い総苞は花が終わると枯れていく
白く大きな目立つ双方は、花が咲いていることを
虫などに知らせているのだ

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白く大きな総苞や花弁、葉などで花が咲いているのことを
虫などに知らせているものにハンゲショウやマタタビがある
この時期に花が咲くものばかりだなぁ・・・

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ときにドクダミの八重咲きのものを見る
人間が園芸的に楽しむためにつくりだしたものだ
八重咲きの花のものは、よく見るとしべが少なくなっている

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八重咲きのドクダミの花を見ると、花(しべ)が花弁に変えられて
つくられている。

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シラキの花を見ながら

雨を警戒して今日は家にいた
一昨日、六甲山上ではシラキの花が目立っていた
と、いってもこの花序は・・・

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図鑑によるとシラキは雌雄同株で
花序の上部に雄花が多数つき、基部に雌花が0~数個付く
と載っている
だけど、この木の花序には雄花ばかりで雌花がない・・・
まるで雄株だ・・・

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つまり、図鑑の通りだとシラキは右側の画像のように
基部に雌花があるのが通常だ
だけど、この株の花序の花は・・どれも雄花・・・

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もちろん、シラキは右の画像のように花序の基部に雌花がある
木を見ることは多くある

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まるで、雄株と思える、どの花序も雄花ばかりのシラキを
このあと見ていたら、びっくりする現象に出会うことが多い
今見る花が終わるころ、そのそばから新たな小さな花序が出てきて
その花序の基部には雌花がある・・・

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シラキは花が終わると大きな実をつける
だけど、シラキの実のなる光景はあまり目立たない

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シラキは、紅葉時期の前期に葉を美しく染める
紅葉の時が一番目立つシラキだ

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イワガラミは目を

昨日、六甲へ行くとイワガラミの花が咲き始めていた

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と、いっても、近づいてみてみると、両性花はまだ開いていない
イワガラミはつぼみの状態だ
白いガク片の装飾花だけが目立っている

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イワガラミは、まもなく両性花が開くが
両性化の花弁は開花直後に落ちてしまう
白いガク片で、できている装飾花が目立って
虫を引き寄せているのだ

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イワガラミはガクを白くして目立っているが
苞や葉を白くして虫を呼び寄せるハンゲショウやマタタビと
同じ方法で虫を呼び寄せているイワガラミだ

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イワガラミはアジサイ科だ
アジサイ科で同じつる植物のものにツルアジサイがある
木などにのぼる様子はよく似ている

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よく見るとイワガラミの装飾花はガク片1枚だが
ツルアジサイの装飾花はガク片3~4枚だ

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イワガラミは花が終わると実ができている
白く目立ったガク片はだんだん目立たなくなる

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秋にイワガラミを見るとたくさんの実が熟している
イワガラミはこの時期花が咲き目を楽しませてくれる

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アリマウマノスズクサについて

今日、六甲へ行くとアリマウマノスズクサの花が咲いていた

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アリマウマノスズクサは、牧野富太郎博士が
有馬温泉近くの六甲で見られて、名をつけられたものだ

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独特に切れ込んだ葉、面白い形の花
どくとくなアリマウマノスズクサだ

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六甲で見るのはアリマウマノスズクサだが
神戸西部地域の田園地帯では
アリマウマノスズクサを見ることは少なく
ウマノスズクサを多く見る
葉や花の形が違っている

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アリマウマノスズクサの花を見て花とは思えないが
花の中にはしべがある
雌しべが先に熟し、のちに雄しべが熟す

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アリマウマノスズクサは虫に受粉の媒介を頼っている
雌しべが熟している時期は花の筒に毛が生えて虫は脱出できない
おしべが熟す時期が近づくと毛はなくなり虫は花から脱出
できる
こうして、自家受精するのを防いでいる

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その後アリマウマノスズクサは実を熟していく

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なお、ウマノスズクサといえばジャコウアゲハが頭に浮かぶ
だけど、ジャコウアゲハはスズクサ類の葉を食そうとしているもので
ウマノスズクサ類にとっては食われる被害を受けるだけで
メリットは全くない

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コクランの花が咲きだした

今日、近くの山へ行ったらコクランの花が咲き始めていた

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コクランの花は小さくて、あまり目立たない
だけど、名の通り「蘭」のなかまだ

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花はランの花そのものだ。だけど
今日見た花はまだ唇弁、背ガク片を十分には開いていない

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コクランの花は暗紫色が素敵だ
よくにた花の色のランとしてジガバチソウが頭に浮かぶ

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コクランは花が終わった後、
実をつけていく様子がよくわかる

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コクランを初頭に見ると熟しきった実が・・・
このなかにはおびただしい種が入っているだろうなぁ・・・

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コクランは多くの株を見ることができる
キンランやギンランなど、ほかの蘭の仲間も盗掘がなければ
このような群落がたくさん見られるだろうになぁ・・・
コクランは蘭だが、花が目立たないことが幸いしているようだ

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元気に咲きだしてきたコクランのたくさんの花を見て
蘭の仲間の代表として頑張れよ
と声をかけてやりたい気持ちになった

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イソノキは目立たないが

昨日、いったところでイソノキが目立っていた
といっても、つぼみのようなものがたくさんついているだけに見える

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近づいてみると、つぼみの先が少しだけ割れているのが見える
これがイソノキの開花時の姿なのだ

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イソノキの花はガクが目立っている
中をよくのぞき込むと花弁やしべがわずかに見える
これがこの花の開花した様子なのだ

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イソノキは花は長期間にわたってぽつぽつ開いていく
花が終わると実ができ、急速に膨れていく
花と実が混在する様子はかなりの期間見られる

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イソノキの実は緑色から赤色に代わり
やがて黒色に熟していく
イソノキは花よりも実のほうがよく目立つ

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イソノキの実は夏遅くに熟しきる
秋には実はほとんど見られない

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イソノキは晩秋、急速に葉を染めていく
イソノキが一番目立つ時期だ

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イソノキは身近に見る木だが小木~小高木の目立たない木だ
だがときに大きくなったイソノキを見、
昨日はこのように幹立ちした大きなイソノキを見た
株立ちしているということは
数十年前まで薪として利用されてきた木なのだ

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ササユリを見ながら

今日、北阪神へ行ったらササユリの花がまだ咲いていた
神戸市西部ではこの花はほぼ終わりになっている時期だから
この花に出会ってとてもうれしかった

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わたしが今年ササユリの花に葉込めてであったのが6月6日だった
それからこれまでずいぶんとササユリの花を楽しんだ

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ササユリは葉が笹の葉と似ていることから名がついているが
確かによく似ている
近年自然公園などで植栽気味に保護されていることが多く
そのような場所で笹と混在しているササユリをよく見る

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ササユリは種から芽生え始めて花が咲くのは7年ほどかかるという
一方、花が美しく香りがよい素敵さから、盗掘が絶えない
山でササユリに出会ったら、元気に育ってほしいと強く思う

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ササユリの小さな株を見ると、花が咲くまであと数年かかるなぁ
と思いながら見ることが多い
盗掘がなければ、たくましく育ち、
山でたくさんの花を見せてくれるさササユリなのだが・・・

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ササユリは花が終わればユリ独特の実をつくっていく
このあと、たくさんの種をばらまいてくれる

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ササユリが自然公園などで保護的に育てられているのは
いいことだと思う。ただし、それぞれの地域のササユリにこだわるなど
生態を重視してほしいと思うけれど・・

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ヒメガマは花の時期

一昨日行ったはビオトープではヒメガマが花の時期を迎えていた
といっても、わたしは雌花序を見ても花の時期かがわからない
黄色くなった雄花序は花粉が黄色いから花の時期だとわかる

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「ガマ」といえば因幡の白兎が頭に浮かぶ

「大黒さまの いうとおり
きれいな水に 身を洗い
がまのほわたに くるまれば
うさぎはもとの 白うさぎ」

の歌詞をみれば秋の実りの時期の白い穂綿が頭に浮かぶ
だけど、「ガマ」の花粉は蒲黄(ほおう)と呼ばれ、止血剤
として有名で、白兎はガマの花(花粉)で傷を治したといわれている

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ヒメガマの花は間もなく終わりを迎え、雄花はやがて枯れ落ちていく
雌花の変化・・・、分かりにくいなぁ

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ヒメガマは晩秋から冬にかけて熟した実が割れ、白い綿毛をが顔を出す

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白い綿毛をよく見れば、種が見える
綿毛をつけた種が周囲にばらまかれていくのだ
冬には葉などが枯れていき、やがてヒメガマの姿は見えなくなる

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ヒメガマは春に芽吹き、急速に成長して
いま花の時期を迎えている

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神戸で見るガマの仲間にはヒメガマのほかガマとコガマを見る
ただし、ヒメガマを見ることが圧倒的に多い
ガマは近くの川で見ている
コガマは休耕田で稀に見ることがある。絶滅危惧種になっている
だけど、行っているビオトープで数年前に、なぜかコガマが急に生えてきた
水の中で大事に見守っているコガマなのだが、全体に衰えている
というのはわたしがコガマの生育条件を間違っていたのだ
コガマは水中が好きなのではなく、湿り気がある休耕田のようなところがいいのだ
今年はコガマを、コガマにとっていい条件のところへ移してやりたい

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スズサイコの仲間は希少な・・

昨日行ったはビオトープではスズサイコの花が開いていた
スズサイコの花は早朝に開き、午前中はやい時間に閉じるが
曇りの日は比較的遅い時間まで開花している

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スズサイコの花を見ると
しべが立った副花冠に囲まれている様子に特徴を感じる

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雨の日はスズサイコの開いている花を昼前まで長時間見られる
茎や葉が細くかたいスズサイコの水滴を持つ姿に惹きつけられる私だ

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スズサイコの実は花の大きさと比べるとすごく大きい
細長い特徴的な姿だ

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神戸付近で比較的よく見るスズサイコの仲間に
ガガイモやオオカモメヅル、コカモメヅルがある
しかし、スズサイコ以外はつる植物だ

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つる植物以外のスズサイコの仲間で神戸で見るものは・・
タチカモメヅル、フナバラソウ、シロバナクサナギオゴケ
どれも見ることが稀な希少なものばかりだ

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スズサイコも神戸では絶滅危惧種に指定されている
たくさん実をつくり、種を飛ばし
仲間を増やしていってほしいものだ・・・

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ハンゲショウは半夏(ハンゲ)を

今日はビオトープの整備作業などに参加させてもらった
田植え作業などもあり、季節を感じることができた
ビオトープのハンゲショウは白くなった葉が目立ち
美しい光景をつくっていた

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ハンゲショウは花穂に一番近い葉を白くしている
花が咲いたことを虫に知らせているのだ

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ハンゲショウの葉は通常どれも緑色だ
花の準備が進んでくると最上部の葉が白くなっていく

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葉が白くなったハンゲショウの花穂を見ると花は満開だ
といってもこの花には花弁やガクがない
雌しべと4本の雄しべだけの目立たない花だ
そこで葉を白くして花が咲いたことをアピールしているのだ

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花穂の近くの葉や総苞を白くして花が咲いていることを
虫に知らせているものにはハンゲショウのほかマタタビやドクダミがある
とくにハンゲショウはドクダミ科。花弁やガクがない花はドクダミと似ている
臭いにおいを出すことも・・・

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ハンゲショウは花が終わると白くなった葉は緑色にかえっていく

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ハンゲショウの名は葉が白く化粧をすることから半化粧とついたともいわれる
また、半夏(ハンゲ)という気候があり、今年は7月3日だ。そのころに花が咲くことから
名がついたとの説があり、わたしはそれが納得がいく

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とはいえ半夏は夏至の末節、半夏生ずといわれ半夏とはカラスビシャクのことだ
つまり半夏とはカラスビシャクが生えてくるころ。とのことだが
カラスビシャクは春から長い間見るけど・・・・
わたしにはハンゲショウが半夏(はんげ)の時期を感じさせてくれる

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カキランを見ながら

今日、通りかかったところで
カキランの花が咲いていた
花が少ない時期だから、この花に出会って
とてもうれしかった

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カキランの花は明るい雰囲気で目を惹きつける
花の色を柿の実の色に見立てて「カキ」の名がついた

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カキランの花にはずい柱がよく目立つ
多くのランの仲間がもつずい柱だ
まさにカキランとの名がふさわしい

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カキランの唇弁は美しい模様がある
ガクはこのように黄色みを帯びたものから緑色のものまである
忠実に柿色をしているのは側花弁だ

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カキランの別名はスズラン
つぼみが鈴の形をしているところから名がついている
でもスズランといえば・・・だねぇ・・

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カキランは色が独特で美しい花
すてきなカキランが、いつまでも見られるようであってほしいものだ

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ウツボグサは咲き急ぐように

いま、近くの野ではウツボグサの花が目立っている
この花は梅雨を感じさせる

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ウツボグサは茎頭に、大きな花穂をつくり
美しい色の花を開いている

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ウツボグサはシソ科
早春に花を見せてくれるホトケノザもシソ科
花のようすを比べてみると、よく似ている

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ウツボグサとホトケノザは花の中でしべがある様子も似ている
花の中に虫を呼び込み、虫の背中に花粉をつける作戦だ

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ウツボグサの別名は夏枯草(かこそう)だ
夏には花が終わり枯れた状態に・・・。といっても
このときが実が熟しているときなのだ

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ウツボグサは花が花穂を咲き上っていく
ウツボグサの花が咲き上がる様子はおもしろい

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ウツボグサは、梅雨のこの時期が一番の花の時期
梅雨空の下で、ウツボグサは咲き急ぐように花を開いている

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ヤマグルマの「花」を・・

今日、六甲山上の六甲鉱山植物園へ行ってみると
大きなヤマグルマの木があり、下のほうへ垂れている枝があった
これはすごくラッキーだ

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ヤマグルマの下に垂れた枝には「花」が咲いている
それを間近に見られるなんて・・

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ヤマグルマは六甲で稀に見る
だけど、生えているところは突き出た岩の厳しいところなどだ・・・
間近に花などは見られなく、いつも望遠レンズを使って
花や実などを楽しんでいる・・・

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今日は、ヤマグルマの「花」を間近に見れたけれど
もう、花は終わってしまっていた。
花期は4月下旬から5月中旬だ

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ヤマグルマの実は冬に熟す

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ヤマグルマは岩場の厳しい環境に生えているが、そのうえ
原始的な組織の木で、花には花弁やガク片がない
また、導管がなく仮導管で水分を運んでいる

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ヤマグルマの名は山に生え、葉を枝先に車輪上につくことから
名がついている

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ヒメコウゾの実が

一昨日、マタタビを見たところで
ヒメコウゾの実が色づいてきていて目を惹いた

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ヒメコウゾの熟した実は美しい色でおいしそう
この実は食べられるのだが少しぬるっとしている
それに毛がのどに引っかかって・・・食べたくはない・・

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ヒメコウゾは雌雄同株だ
5月初旬ごろ、花が咲く
枝先に雌花(雌花序)がつき、その下方に雄花(雄花序)がつく

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ヒメコウゾは樹皮が強靭で和紙の原料として使われてきた
和紙の原料として有名なコウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種だ
神戸ではコウゾも見ることがあるが、ヒメコウゾとコウゾの
見分けがつかない状態は多い
なお、ヒメコウゾは雌雄同株だが、
コウゾは雌雄別株のものや同株のものがある

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神戸の里山ではガンピやキガンピが多くみられる
これも和紙の原料とされてきたものだ

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兵庫県中部では里山でミツマタを多く見る地域がある
この地域ではミツマタが和紙の原料として使われた

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ヒメコウゾは秋遅くには美しく葉を染めて
目を楽しませてくれる
貴重な和紙の原料として使われてきたものだが
いまでは、紅葉や花や実の変化で目を楽しませてくれている

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ヒメコウゾは春に葉の展開とともに花の準備をしている
これから葉が紅葉する秋まで、いろいろ変化して
目を楽しませてくれる

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ナヨクサフジを緑肥として

先日、自動車で通りかかぅた道端で
たくさんのナヨクサフジの花が咲いていて、とても美しかった
でも、その近くで自動車を十分に停めることができず
画像をゆっくりと撮ることができなかった

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「ナヨクサフジはつる植物だからかなりの期間
花は咲き続けているだろう。」と思い
1週間後にその場所へ行った
ところが、もう花はごくわずか・・・

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目立つのはさや(実)ばかり・・・
そこのナヨクサフジの花は、ほぼ終わってしまっていた

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ナヨクサフジの画像を見返してみたら
花が咲いていたのはこの時期までだ
近くで、絶滅危惧種だが仲間のオオバクサフジを稀に見るが
その花は初秋に咲いている

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ナヨクサフジは4月には、ぐんとつるを伸ばし、
4月中頃には花が咲き始めている

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早春の近くの田園地帯で、田んぼ一面に
ナヨクサフジが広がっているのを見ることがある
水田で、春に田起こし(田植えの準備)をするときに
ナヨクサフジを鋤きこみ、緑肥にするために
ナヨクサフジの種をまいているのだ

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むかしは、レンゲソウを一面に生やして緑肥にしていた
しかし、レンゲソウの花が咲くのが5月
田植えの時期が近年は早くなっているから、
レンゲソウが育つのが遅すぎて、
緑肥として植えることが少なくなっているのだ
その代わりとして、ナヨクサフジを緑肥として
植えられていることがあるのだ

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マタタビを見ながら

今日、近くのマタタビのようすを見ると
白くなった葉が美しく見えた
花が開いていることを知らせているのだ

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マタタビに近づいてみるとたくさんの花が咲いていた
虫に葉を白くして花の時期を知らせているのだ

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マタタビは落葉、春に葉を展開したときは
どの葉もみどり色をしている
花の時期が近づくと一部の葉を白くして
開花の時期を虫に知らせるのだ

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この時期は、葉や総苞を白くして開花を虫に知らせる
ものが多い。ドクダミ、ハンゲショウなどは
この時期の代表的な花だ

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マタタビは雌雄別株だ
雌株には雌しべだけの雌花と、雌しべと雄しべがある両性花が
混在する
ただ、雌花の花弁は早落性で花弁はなくガクだけがある
両性花の雄しべの花粉は役に立たない。虫を呼ぶための飾りだ

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マタタビの雄株には雄花がつく

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マタタビは花が終わると実を膨らませていくが
その時期には白かった葉は、みどり色になっている

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クララはいろいろな場所で

近くの道端の思わぬところで
クララの花が咲いていた

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クララはため池の土手や田園地帯で見ることが多い
それにしてもクララという名は帰化植物の名の感じがするが
古来(奈良時代の古事記などにも出ている)から
日本で見られる有用なものだった

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クララは人家地域で見ることもある
クララは根をかむと苦くて目がくらんでくらくらする
ことから名がついている
止血や健胃の薬草として利用されてきたようだ

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クララは別名でウジコロシとも呼ばれている
便所で見られるウジ(ウジムシ)を殺すことは大事なことだったと思う
いまは利用されることがないが、いまでも懸命に広がって
山で見ることもある

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クララの花は蝶形花、マメ科だ
つぼみの時は旗弁が全体を覆っているのが特徴的だ

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花が終われば細長いさやの果実ができていく
秋になるころに実は熟す

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クララは身近な有用なものとして利用されてきたものだが
いまは振り向かれることがない状態
そのような中で、いろいろな場所で頑張り通している

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